COLUMNコラム
2018
July
17
作り手のこだわり

化粧品が生まれるところ

化粧品工場に似つかわしくない優雅なクラシック。
実は、サンダース・ペリー化粧品が作られている国内工場は
365日クラシックが流れています。ちなみに今日はバッハの「G線上のアリア」。
この音楽にのみならず、各工程でさまざまなこだわりを持ちながら化粧品づくりをしています。
今回はそんなものづくりの現場をご紹介いたします。

■必要なとき、必要なだけ

お客様に新鮮なものをお届けするために重要なのが「生産計画」です。
生産計画とは、要求される品質の製品を、要求される次期に、
必要な量だけ効率的に生産することです。前もって沢山つくることは簡単ですが、
できるだけ新鮮な状態の化粧品を都度お客様にお届けしたい、
このために手間がかかっても、綿密な計画をたてて
必要な量だけを作りつづけています。

 

■クリーンルームの秘密

サンダース・ペリー化粧品は原料が天然のため、とてもデリケート。
そのため、製造は「クリーンルーム」という、非常にきれいな部屋で行われます。
クリーンルームとは、高性能フィルターで除塵された部屋のこと。
塵や埃が室内に入ってこられない仕組みです。
また、室内の圧力を外気圧より高くして、外部からの塵や埃の流入を防いでいます。
清浄度は外気の約200倍という病院や医療機関レベルの環境下で製造しています。
ですが、清浄なクリーンルームで化粧品を作るのは人です。
そこで、専用のクリーンウェアやマスク、専用靴を身に付け二重扉の出入り口で
エアシャワーを浴び、埃などを十分に落としてから入室します。また、出入り口の床に
敷かれた粘着マットで靴底のゴミを除去、仕上げは、粘着ローラーを使い、鏡を見ながら
全身をチェックします。そして初めて入室ができるのです。
自然由来の成分を使った化粧品だからこその長所もたくさんありますが、
作るときの難しさがここにあります。

■クラシック仕込みのサンダース・ペリー化粧品

化粧品工場としては少し変わった取り組みとして、音楽を聞かせるというのがあります。
完成した化粧品の中身を、次にボトルにつめるまでに品質検査期間があり、
2日間~長いもので5日間ほどかかります。
その期間ただ置いておくだけでは、もったいない。なにかできることはないかと考え、
現場から出たアイデアが「音楽を聞かせようよ!」でした。
みなさんも耳にしたことがあるかもしれませんが、
「味噌蔵でクラシックを聞かせるとまろやかに熟成する」など、音楽が与える何らかの
有効性を化粧品づくりの工程にも取り込んで実践しています。

そこで、サンダース・ペリー化粧品でも、保管室で24時間365日クラシックを
流すようになりました。お客様に届いているサンダース・ペリー化粧品はすべて、
ヴェートーベンやモーツァルトなどクラシックを聴いた商品たちです。
化粧品での科学的根拠は証明されていませんが、現場のスタッフが愛情をもって商品を作り、
お客さまの手元に届くそのときが、最高の状態であることを願って作っています。

■手作り製法

工場では、職人レベルのスタッフが愛情込めてサンダース・ペリー化粧品を手づくりしています。
手づくり製法は創業以来60年以上変わらぬ製法です。
自然成分ゆえ、商品は非常にデリケート。
人の目で毎回確かめながら作ることで、安定した品質を保っています。
材料をミキサーでかき混ぜ、テクスチャーや色、香りを確かめながら作っていく、
その工程は、まるでお菓子作りのよう。また、ミキシングで使われているミキサーは、
なんと、日本上陸前のイギリスの工場で使用していたものと同じもの。
日本製造の際に、色んなミキサーを試しましたが、イギリスのものが一番合っていました。
特長のふわっとした質感はこのミキサーでないと再現できません。
決して機械任せにせず、人の手を介しながら手作りを続けています。

商品情報

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