COLUMNコラム
2024
September
20
イギリス

ガイ・フォークス・デー

サンダース・ペリー誕生の地、イギリスにまつわる「もの」「こと」を
現在イギリスで暮らすスタッフがご紹介します。

・日本では馴染みのないイギリスの記念日

秋のイベントというと、思い浮かぶのはハロウィンでしょうか。
ここ数年ハロウィンのイベントは大変な盛り上がりのことと思います。
イギリスでも毎年のイベントとして行われていますが、今回は日本ではあまり知られていない「ガイ・フォークス・デー」をご紹介したいと思います。

ガイ・フォークス・デーは毎年11月5日に開催され、ガイ・フォークス・ナイトやボンファイヤー(焚火)・ナイトとも呼ばれるイギリス発祥の記念日です。

ガイ・フォークスとは人の名前です。その時代、彼らイギリスのカトリック教徒は弾圧を受けていました。
1605年11月5日に彼とその仲間達はある計画を企てました。当時の国王でプロテスタントのジェームズ1世や貴族・議員たちの暗殺を目的とした国会議事堂の爆破計画です。
国会議事堂の地下に大量の火薬を準備していましたが、前日の夜に逮捕され未遂に終わりました。計画の失敗・王の生存を焚火をして祝う事が一般市民に許可されたことが始まりです。

△ガイフォークスのマスク

現在では宗教や政治的な意味は薄れ、打ち上げ花火や大規模な焚火などを行う秋の1つのイベントとなっているようです。
我が家の近くの小学校の校庭や公園でも開催されていますし、市内の有名な大きな公園ではチケットが販売され、花火や音楽のショーが開催されます。

一方で、現在ではガイ・フォークスを模したマスク(仮面)は政治など社会的な抗議運動の際の象徴としても使用されているようです。皆さんもどこかでご覧になったことがあるかもしれません。
イギリスに住み始めた当初は全く知らないイベントだったため、家の周りで花火の音が沢山聞えてきた際は何が行われているのか?日本では季節外れの花火がなぜ今?と、とても驚きました。
また、以前国会議事堂の見学に訪れた際にお土産ショップでガイ・フォークスのクリスマスオーナメントが販売されており、なんとも不思議な気持ちになりました。

△Guy Fawkes Tree Ornament

同時期にヒンドゥー教のお祭りでインドの新年を祝う「ディワリ」があり、こちらでも花火があり、賑やかなお祭りのようになります。
昨年はガイ・フォークス・デーと日にちが近いこともあり、とても賑やかな音や花火が家の周りでは連日聞こえてきていました。
イギリスでも意外と打ち上げ花火を見る機会や様々な宗教のお祝い事などに遭遇する機会が多く、新たな発見・勉強とともに多種多様の世界を感じる日々です。

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