COLUMNコラム
2024
June
20
イギリス

サンダース・ペリー化粧品が育まれた地、コーンウォール②

サンダース・ペリー誕生の地、イギリスにまつわる「もの」「こと」を
現在イギリスで暮らすスタッフがご紹介します。

・コーンウォールでアートや歴史的な建造物にふれる

前回に続き、イギリス南西部のコーンウォール地方についてお伝えします。
コーンウォール地方は、アートや建造物などを目的に訪れる価値も非常に高いと思います。
今回は、実際に訪れた場所をご紹介いたします。

まず、2021年のG7が開催された地であり、リゾート地で有名なSt Ives(セント・アイヴス)。
コーンウォール半島の北海岸にある街で、芸術的でアーティストに愛された地として有名です。
こちらにはテート・セント・アイヴスという、近現代の美術館があります。
ロンドンにあるテート・ブリテンやテート・モダンとは全く異なる佇まいと空間です。
海岸線に面しており、白く円形の様な建物はこの土地にとても馴染んでいました。
外観だけではなく、館内も白の壁や階段で統一されており、海辺の街にいる雰囲気が高まります。
中にあるカフェからは海の景色を眺めることができ、何時間でも眺めていたくなるような素敵な空間でした。

△テート・セント・アイヴス

△テートセントアイヴス-カフェからの眺め

そして、もう一つ有名なのがリーチ・ポタリーという陶芸スタジオ(製陶所)。
1920年にイギリス人の陶芸家バーナード・リーチと日本の陶芸家、人間国宝でもある濱田庄司とともに創設されました。
現在でも使用されており、ミュージアム・ショップが併設されています。
かつてこの地で濱田氏が過ごされたのだと思うと感慨深いものがありました。
濱田氏は益子とも深い関りがあることから、敷地内には益子までの距離が書かれたサインも建てられていました。

△リーチポタリー

△益子までの距離を示したサイン

最後にご紹介したいのは、コーンウォール半島の南側に位置するポースカーノの断崖絶壁の海に面したミナック・シアター。
シェイクスピエアの観劇を楽しめるようにと、ロウィーナ・ケイドという女性が庭師や地元の人の手を借りながら岩を切り砕き、時にはダイナマイトを使用し、50年をかけて手作業で建設した野外劇場です。
構造物のほとんどは海岸の砂を混ぜたコンクリートで作られているそうです。
また、彼女は芸術家でもあり、劇場全体にドライバーで複雑なデザインを刻み込んだとのこと。
劇場の背景には海が広がり、周囲の風景に自然に溶け込んでいました。
絶景を眺めつつ目の前には劇場や花壇の様々な草花が広がっているという、なんとも言えないふわりとした空間にいるような気持になりました。

△ミナックシアター

△ロウィーナ・ケイドさんが造ったという石碑

いずれも、コーンウォールでぜひ足を運んでいただきたい素敵な場所です。
きっと、目の保養と心の充実感を得られることと思います。

 

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